すきなものとか

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文豪ストレイドッグス黒の時代の話

お久しぶりです。日々ツイッターにはいるのですが、少し長くなりそうなので久々にブログの画面を開きました。

 

舞台文豪ストレイドッグス黒の時代、の、ライブビューイングに行って参りました。

 

文ストはにわかもいいところなのですが、夏の頃に鉄腸さん好きだな……と思ったところから読むようになりました。はまる時はスピードが大事だと思ってるので気になると思ってすぐに原作を揃えて、まだ全部は読めていないのですがノベライズも全て購入しました。

黒の時代に初めて触れたのはアニメでした。切ないなあと思いながらも、あの頃はあまりのめり込む事なく見ていた記憶があります。

なので今回泣くほどに見入っていたのは、熱量の差もあるのでしょうが、多分、役者さんのおかげなのかなあと思っています。

 

映像で見る機会が多くはあるのですが、舞台を見るようになって確か季節が一つと言ったところなのです。毎度毎度、なんて力のある場所なんだ、と思いながら観ています。役者さんはお芝居がお仕事で、これは他の舞台に出ていた役者さんのお言葉なのですが、それはつまり、心のやりとりがお仕事です。一観客でしかない私も舞台を観ている時は舞台装置の一つになれます。それがぐっと、自分を物語に近づけてくれます。

 

舞台黒の時代はコミカルに始まりました。乱歩さん(ノベライズを読んで以来大好きです)のマナーに始まり、仲の良い3人の談笑や、エリスちゃんと森さんのダンスなんかもありました。

けれど物語が進むにつれてどんどん硬派になって行き、中盤から終盤に移行するシーンでは鳥肌が立つような場面がありました。終盤は、私の感想では、静かに過ぎて行ったように思います。ただ時間が流れるようにして物語は進み、止まる事はなく、話は終幕しました。

最初はエリスちゃんかわいい!とか太宰さん美人!とか思いながら見ていたのに、いつの間にか持っていたタオルを握りしめてスクリーンに見入っていました。あまりネタバレ無いように進めたいので感想がこんな感じになってしまいましたが、素敵な舞台でした。匂いや、音を肌で感じたかったような舞台でした。

 

ひとつだけ後悔している事があります。拍手ができなかった事です。

ライブビューイングの会場は劇場ではなく映画館で、私はあまり舞台挨拶にも行かないので拍手をするという習慣がありません。拍手をしている方はもちろんいらっしゃいました。だけど私はできなかった。思い切り拍手をして感動した事を伝えたかった。

 

これはもう次は劇場で観て思い切り拍手を送るしかないな!と思った次第です。文ステ続編おめでとうございます!きっと観に行きます!素敵な時間をありがとうございました!